波照間酒造所

集落内の狭い道を行くと、あ、あれは!
「幻の泡盛」と言われる「泡波」を製造している「波照間酒造所」
工房のような佇まいです。1952年創業。
いつの世までも続いて欲しい、日本最南端の酒造所です。

青空に溶け込みそうな素敵な看板です。
「泡波」は波照間の地下水を使用し、ご家族だけの手作業で作られる泡盛なので
生産数は限られており、島内だけでほとんどが消費されてしまいます。
数が少ないとなると泡盛ファンはくすぐられ、価格が高騰、内地ではなかなか手に入れることができません。
高くなったからと言って、この波照間酒造所が潤ってるわけではない という矛盾。。
石垣島、沖縄本島、内地 と波照間島から遠くなるにつれ、価格は上がり、
三合瓶がネットで8000円って(@_@;)!日本人って変。
ならばその利益の半分でも、酒造所存続に向けての資金となるべきではないかと思うのです。
島の中では定価700円ほどで販売されていて、民宿でも気軽に呑むことができます。
波照間のお酒は波照間で呑むべし。
波照間で「しま」といえば、泡盛を出してもらえますよ♥
↓これがウワサの?三合瓶。

日本最南端の碑×2

波照間島は日本の有人島で最南端の島。なので南の端の高那崎には「日本最南端の碑」があります。ふたつ。
こちらは「日本最南端平和の碑」
1995年に竹富町が終戦50年を記念して建立した石碑なんだそうです(波照間島は沖縄県八重山郡竹富町です)。
そしてもうひとつはこの碑の向こう側。

こちらは「日本最南端の碑」。
1970年、北海道から日本縦断の旅の終着点として到達した学生さんが作った、コンクリート製の手作り記念碑だそうです。
沖縄返還は1972年だから、その時にこの碑を作るのは「願い」だったはず。
1970年に学生さんってことは、戦後間もなく誕生した「団塊の世代」「戦争を知らない子どもたち」。
2年後沖縄が返還されて、現実に「ここが最南端になった時」の彼の想いやいかに?
そんな事を考えながら、紺碧の太平洋をしばし眺める。
波照間島 日本最南端の駐在所

波照間島の駐在所。3年ほど前にTVドラマ『本日も晴れ。異状なし』でこの駐在所の前に立つ坂口憲二、ありましたよね。残念ながら観てないので、コメントしづらいですが、日本列島のある建物とか、結構メジャーな駐在所です。

ここにも、黒島にいたお巡りさんが!!でも黒島のお二人とはディテール違うのが憎いですね。
敬礼の姿が美しいです。