MerryX'mas to TARO (八重山じゃないけど)

八重山じゃないけど、愛犬タロ。今もろもろあって離れて暮らしています。
いつの時も私の足下で眠るタロがいないのがこんなにせつないものだとは。。
会いたいぁ って明後日には会えるんだけど。戻ったらまた喜んでくれるんだろうなぁ。
毎日散歩を欠かさない主人に感謝。

子供たちが小学生だった10年前の12月2日の寒い朝、
「燃えるゴミ」の日にレジ袋に入れて捨てられていた5匹のうちの1匹がタロでした。
まだヘソの緒もついていて、耳も目も閉じていて、立つ事もできずいざってミャーミャー泣いてたっけ。
タロを連れて来た子供たちに「これ、モグラ?」と聞いてしまったのが昨日のよう。
困る私を尻目に、取りあえず家族で協力、粉ミルク3時間おきにやって、糞尿を親代わりに出させてやって。。
すると、なんという事でしょう~!
主人が超豪華な犬小屋を手作りしてくれたにも関わらず、どうしてもどうしても外犬にできなくて、
「小学校の入学案内さえ来たら、タロにランドセル買ってあげるからね~」とか、
「タロは私が産んだ子です」とか、おかしな発言をしだしたのは、他でもなく私でした。
ミルク飲むときの、あの力強いジタバタが、私も子供たちも忘れられないんですよね。
大好きだぁぁぁぁよぉぉ!
セマルハコガメ

初めて対面した時には、もう抱きしめたくなるほど感動したけど
湿った日には。森の中で結構ふつうにセマルハコガメと対面できるんですね~。
ほんとに絶滅危惧種?天然記念物?ま、そんな事関係ないさ~。可愛いから大好き。
当の本人はそんな事知る由もなく、
「やな奴に出会っちまったぜ」と言ってます。何もしないよ。
こちらもどうぞ
単細胞生物 カサノリ

さらさら揺れる可憐な海藻カサノリは、小浜島の海でよく見かけます。
放射状のカサは,繊細で透明感のある緑色。あおい海によく似合う。
画像は干潟なのでちょっと砂をかぶってますが。
このカサノリ、なかなか興味深く、
なんと単細胞生物!なんだそうで、核は直径0.1mmほどもあって仮根辺りにあるんだとか。
巨大な細胞です。
それゆえ細胞学の実験材料としてはメジャーなようです。
オマケに5億年も前の化石にも今の姿と変わらず残っていて
独自の生き残り戦術を身につけているのですが
きれいな海でしか生息できないそうです。
沖縄県RDB準絶滅危惧種 5億年の歴史を遮ってはいかんよ。
この記事の2枚目もカサノリです。いつもは浅瀬でこんなふうに揺れています。
海垣(小浜島細崎)

小浜島、細崎(くばざき)の海垣。
赤い↓はマンタ公園です。
満潮時に来た魚が干潮時に石垣に囲まれた所を、網や手づかみで捕獲するというシンプルな漁の跡。
以前の画像とは同じ小浜でも違う場所の海垣です。
ずいぶんくずれたとは言え、今も干潮時にこんな姿を見せてくれます。先人の功績。
人の手で作られたものなのに、山と海に溶け込んでいます。
自然と人ってこれくらいの分量で関わり合うべきなんだろうと思う景色。

世界でも同様のものが各地で作られていたそうですが、殆どが消え、
海垣の復元を唱える「2010世界海垣サミット」が石垣島の白保で開催されたそうです。
白保の海垣情報はこちら。2006年10月に「里海」再生のために長さ400mの垣が復元されたそうです。

低くなった垣の内、こんな小さな熱帯魚が取り残されてました。
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今日DVDでなつかしの映画「ティファニーで朝食を」を観ました。
ヘップバーンって本当に素敵!故人とは認めたくない。きらっきら。
先日、紀里谷さんの「GOEMON」も観ました。
好き嫌いが分かれる作品みたいやけど、私は嫌いじゃないなぁこういう世界。
前後逆やけど近いうち「キャシャーン」も観よ と思った。
オススメ本

おもしろくて一気読み!
写真家 横塚眞己人(よこつかまこと)氏著。
「イリオモテヤマネコの親子の撮影」に向かって突き進む8年間の
ブレない想いと孤独な戦いが一直線で清々しかったです。
次第に「野生の勘」を身につけて行く若き筆者の成長の様子が
臨場感ある描写で入り込めました。
正直で「誰にでも分かりやすく読める」事を大切に作った文章って好きです。

そしてこちらが写真集。
「追いかけて」を読みながら観ると、一枚一枚の画像の重みが伝わって来ます。
何か一つ成就するって事は大変な諸々を伴うのは「向いてないから?不器用だから?」と
萎えてらっしゃるそこのあなた!
横塚氏のまさに「地を這って」少しずつ前進する姿を見てみなはれ~
2冊を観たあとはボルネオの画像。感慨深く、カメラマンとしての成熟が伺えました。
横塚氏のオフィシャルWEB