不思議植物 モクマオウの実と花

なんでこれが広葉樹なんだっ!の、木魔王、じゃなくて木麻黄。モクマオウ。
実も松ボックリっぽいです。小さいけどね。
リース作りに使えそうです。

雌雄同株。
赤い雌花が咲いています。で、
葉っぱのように見える枝先が黄色っぽくなっていますが、これが雄花!!えーー!
まだ完全に開花してはいないみたいですが。。

綿棒に赤い毛糸が張り付いたような雌花です。
雄花も花らしくないですよね。。
やっぱり摩訶不思議植物、モクマオウ。
木の姿はこちら
波照間島 ニシ浜(北浜)

ここは波照間島の北側の浜なので「北浜」と書いて「ニシ浜」と呼びます。
ウチナーグチで、東西南北を「アガリ、イリ、フェー、ニシ」と言うからヨー、北浜はニシ浜さーネー。
(ちょっとややこしいデス)
西表はイリオモテと言いますもんね。
太陽が入る西、太陽がアガる東 なのです。
トリップアドバイザーの「日本のビーチTOP20」で口コミでTOP1に輝いています!
ちなみに4位は竹富島のコンドイ浜でした。

港の隣にある穏やかなビーチで、普通に魚も一緒に泳いでいるそうです。
カナヅチな私としては、想像するしかないのですが。。
砂の粒子も細かいようで、素足が気持ちいいみたいです。

南の海は、太平洋の黒潮を受けてこんな岸壁。
同じ島とは思えないです。海の色も全くちがいます。

向こうに見える白い三角が波照間港です。
月桃 開花~結実

沖縄の植物と言えば、何はさておき月桃。
これだけ長くブログをしていて、月桃の花をまだ載せてなかったなんて。。。
八重山のどの島でも見られる月桃ですが、いざ花の画像となるとこれが結構難しいんです。。
開花の前日はこんなふうトウモロコシみたいなサヤに包まれています。

中には白いツボミたちがスタンバイしてます。
頬をピンクに染めた初々しさは、十代の吉永小百合と言っても過言ではありませんわ。
翌日にはこのサヤがハラリと落ちるわけです。なかなかのパフォーマンス。
あ、アリ。

そして1つずつ開花していきます。
正しい花はこんな感じ。

これはちょっとアーティスティックによじれていますが、個人的にはこういうのが好きで。
月桃のすごい所は、これからです。
花が枯れると大変身。「歳をとったら可愛くあれ」のお手本です。

ムーミンでお馴染みのミーのような実が現れ

その実が美しい美しいオレンジ色に変わり

種を育てながら変わりゆく妙。
最後はこんなに渋くなって種を落とします
月桃は防虫、抗菌作用があると言われ、
香り高い葉は、お餅を巻いたりして使われます。
お役に立って美しい、そんなイカした生き方は月桃に学びたい。
みんな大好き月桃の葉
ツマキモンシロモドキ
イヌビワオオハマキモドキ
ヨツメオサゾウムシ
お料理にも敷いたりして
なので、このTシャツにも、キッズTシャツ植物柄にもガーゼタオルにもゲットウが登場しているのであります。
あ、ちょっと広告しました。すみません。
蒴と書いてソクズ おそらく台湾蒴タイワンソクズ

八重山ではよく見かける植物、どうしても判別できなかった植物がこの度判明しました。
八重山だからおそらくタイワンソクズかな。使い込んでゴムの伸びたソックスではありません、ソクズ。
これは黒島。驚くほどたくさん群生していました。あっちもソクズ、こっちもソクズ。

以前から薬効のある植物だとはお聞きしていましたが、
アリやハチ、イヌビワオオハマキモドキなどの小さな虫たちにモテモテです。
草丈1〜1.5mくらい。

ピン甘なのでお恥ずかしいですが、白い花と同居する黄色いのは実ではなく蜜腺!
これに虫たちが誘われるようですね。
花を甘くした方が何かと楽なんじゃないの?とか思いますが、
それが彼らの生き方みたい。要らぬ老婆心ですよね。多分。
本土のソクズとは、この「花外蜜腺」の形が若干違うんだそうですが、今のところ私には識別できません。。
Tくん、情報をありがとう。
ホウライカガミとオオゴマダラ

波照間島の浜シタン群落の入り口でホウライカガミを吸蜜するオオゴマダラに出会いました。
ホウライカガミは幼虫の食草なので、おそらくここで育ったんじゃないかな。
オオゴマダラの毒草の関係はこちら

羽根が痛々しいけど、自分のフィールドにいるんだから安心だね。
竹富島 東のスンマシャー

竹富島の港からデイゴ並木のホーシミチを行くと集落の入口があります。
そこにある、ガジュマルの巨木とそれを囲む石垣、これが東のスンマシャーです。
スンマシャーとは「外から来る凶事や病魔の侵入を弱める魔除け」であり、自然と人との境界でもあります。
竹富島にはスンマシャーが東と西に2つあります。西はこちら
フウリンブッソウゲ 風鈴仏桑花

竹富島 喜宝院蒐集館の入り口に植えられているフウリンブッソウゲ。
別名コーラル・ハイビスカス。沖縄では「提灯赤花」とも呼ばれているそうです。
なるほど花弁はサンゴのような形です。
風に揺れる姿はまっこと風鈴。音まで聞こえてきそうです。
南国の花なんだけど繊細で涼やかな魅力があります。

普通のハイビスカスは一日花ですが、これは何日も咲くんだとか。