竹富島 クミスクチン

別名「ネコノヒゲ」とも呼ばれるクミスクチン。シソ科。
健康茶として有名で、高血圧、腎臓病、美肌効果があるとか。
こんなに美しい薄紫の花なので観賞用としてもいいですね。
ほんとに猫のヒゲみたいです。

竹富島のクミスクチン畑は、いつまでも眺めていたいほど素敵な場所です。

港待合所のてぇどぅんかりゆし館では、島のクミスクチンをお茶にして販売しています。
左の「まんだらー茶」は、竹富島で育てたクミスクチン100%の薬草茶。 右の「みーちぬ茶」は竹富島で育てたクミスクチンとレモングラス、ノニをブレンドした薬草茶。
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竹富島 デイゴ再生プロジェクト

2005〜6年頃からヒメコバチの被害で八重山のデイゴはあれよあれよと枯れ続け、
ようやく少しだけ咲いた赤い花をカラスが食べてる!というなんとも悲しい状況でした。
2010年から、竹富島は「デイゴ再生プロジェクト」として、
島内に残っている150本ほどのデイゴの一本ずつ調査と、薬剤注入がはじまりました。
なので、竹富島のデイゴはどれもこんな風に番号札がついています。

港待合所「てぇどぅんかりゆし館」では、こんなポスターで呼びかけ。

港から集落へ続くホーシミチのデイゴ並木、
それまでは、ほとんど葉っぱがなくなっていましたが、今ではこんなに青々と。
花もたくさん咲くようになりました。

どの木にも、薬剤を入れた跡が残っています。
ちょっと痛々しいけれど、デイゴは本土にとっての桜と同じくらい大切な樹木です。
丁度、デイゴが咲く頃、入学式です。
竹富島では今後も薬剤購入の資金を募って、島内に募金箱を設置しています。詳細はこちら
デイゴ再生プロジェクト
コバノナンヨウスギ

6月頃、新緑の美しいグラデーションを魅せるコバノナンヨウスギ。
沖縄では庭園樹として親しまれています。

スギと言っても花粉症にはならない種なんだそうです。

針葉樹。

高さ20mほどにも成長するらしく、枝振りが独特なので遠くからでも見分けやすい樹木です。
これは民宿内盛荘の庭先にある、低く剪定されたものです。
イヌマキの実

イヌマキの木に被害を与えるキオビエダシャク記事のあとは、イヌマキの実を。
雌株にはこんな美しい実がなります。まるでグミのような透明感です。
グミの部分は「花托」といって花びら・雄しべ・雌しべ・がくなどがつく部分で
食べられますが、タネではありません。
先の緑部分がほんとのタネだけど、これは有害ですのでご注意を。

熟すほどに色が変化して行くさまが、なんともカラフルで愛らしい。
竹富島では「キャンギ」と呼びます。
この果実は6月後半の梅雨明けに見られました。
錦蝶2

竹富島の石垣(グック)に住む植物、キンチョウ。
空き地のグックはもう錦蝶の天下となります。
ひょこっと頭を出したころは可愛いんですけどね。
何やら花?らしきものが。。。

「葉から芽」の芽みたいです。セイロンベンケイソウのようなハカラメなんですね。
先端から出てくるんだ。
ギンネムの種 アダンの種 ヤラボの種 トーナチの種

ギンネムの種

オレンジのがアダンの種熟して落ちる寸前のアダンはこちら。
丸くて茶色のがヤラボ(テリハボク)の種。島の子供達の遊び道具なんだそうです。
黒いのがトーナチ(ハスノハギリ)の種。メダマオヤジみたいな実の目玉の部分が種なんですね。
皆さん、種も個性的。
どの種も我が家で祖末な扱いをうけながら3~4年経て、
何気なく植えてみると、ニョキニョキ成長してくれる。
亜熱帯植物って、霜の寒ささえ守ればほんとに強い。
トラノオ

内地では育てやすい観葉植物として鉢植えのレギュラー「トラノオ」。
別名サンセベリアですが、八重山では「トラノオ」です。こんなにワイルド。
NASAが「空気をきれいにする植物」と認定したとか。
竹富島の庭先ですが、どーよこのやんちゃぶり。
落ちてくるバナナの葉っぱをかいくぐり。
鉢植えを大切に育てている人にとっては腰抜けてしまいますよね。
西表でも街路樹のたもとで伸びて、伸びて、花もじゃかじゃか咲かしています。
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